【ダブル】ゲンガーランド【XY最終構築】
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ガルーラ | 恩返し | グロウパンチ | 不意打ち | 守る | ガルーラナイト | 肝っ玉 |
ゲンガー | シャドーボール | ヘドロ爆弾 | 挑発 | 鬼火 | 気合の襷 | 浮遊 |
ランドロス | 地震 | 岩雪崩 | 馬鹿力 | 蜻蛉返り | 拘りスカーフ | 威嚇 |
ファイアロー | ブレイブバード | フレアドライブ | 蜻蛉返り | 寝言 | 拘り鉢巻 | 疾風の翼 |
マリルリ | 滝登り | アクアジェット | じゃれつく | 守る | オボンの実 | 力持ち |
モロバレル | エナジーボール | 茸の胞子 | 怒りの粉 | イカサマ | ゴツゴツメット | 再生力 |
シーズン6ダブルレート
86勝29敗 1947 30位(11/13日現在、終了次第更新します)
XY最終構築です。
この構築は先発で場を荒らした後に出てくる後発グロウパンチガルーラが強いのではないかというところからスタートしました。
現環境では、元々多かったスカーフランドロスに加え、負けん気ボルトロス、テラキオンといった拘らずにガルーラを上から縛るポケモンが増えてきており
先発にガルーラを置いた場合それらのポケモンに縛られて動けないか威嚇を入れられて火力を落とされるかで
大抵パーティーのエースとしての役割を満足に果たすことができません
そこで、初手には別のポケモンを出して場を荒らしつつ、ガルーラを死に出ししてグロウパンチを積む隙を作る、というパーティーが刺さっているように感じました
(富山オフを優勝されたびちょさんの構築もこういったものでありました。)
現環境のガルーラが猫or守る、捨て身、冷凍パンチ、けたぐりの型が多いのもあってグロウパンチは手順さえ間違えなければ決められる試合も多く
一度積んでしまえば威嚇を1回入れられた程度では止まらなくなります
また、不意打ちが環境から減っているのも追い風でした
こういった構築を組むにあたって、ガルーラ以外の枠としては
・ガルーラを見れて相手の動きを阻害できる初手用の使い捨てアタッカー
・ガルーラが安全にグロウパンチを積むことができるよう補佐する指or粉使い
・指粉を無視してガルーラに打点を持ってくる強力な全体技持ちを処理できるポケモン
が考えられます
大正義オフで使用した構築では
ガルーラを馬鹿力で突破できてフリフォor挑発で相手の動きを阻害できる負けん気ボルト
格闘技を吸いつつ面倒な鬼火ロトム等に処理され辛くトリルもある程度見れるモロバレル
ヒードランを後出しから倒せてニンフィアにも打点がありランドロスの雪崩をある程度無視できるマリルリ
そして威嚇を入れつつヒードランを上から縛れて初手に出しやすいランドロス、これらのポケモンではどうしようもない霰系統を見れて浮いているポケモンであるヒートロトムを採用しました
この構築では、ボルトランドでスタートして、ボルトロスを使い捨てながらバレルを出し、ボルトロスの死に出しからガルーラバレルの並びを作ることが目的でした。
しかし、ボルトランドでは初手ニンフィアに動かれてしまい、それを防ぐためには初手にガルーラを置くか、蜻蛉でガルーラを出しつつフリフォで持ち上げるしかなく
対ニンフィアにおいて非常に窮屈な立ち回りを強いられました。
また、負けん気ボルトに挑発が入っていなかったため、相手のモロバレルに逆に場を荒らされてしまうということもありました。
そのため、今回はガルーラを誤魔化しつつニンフィアにも大きな打点を持ち、挑発を自然に採用できるヘドロ爆弾ゲンガーを採用するに至りました
ガルーラ以外の猫を無効にでき、それによって挑発も自然に採用することができます
シャドーボールヘドロ爆弾の範囲は広く、高い削り性能を持ちながら隣のランドロスとの相性もいいゲンガーはこの構築に非常に合っていると感じました
しかし、それまでフリフォ+守るで凌いできた追い風、トリル系統に対して隙を見せることになりました
挑発が入っているとはいえ、ガルーラの猫だましや1ターン目の指粉等挑発を通すことのできない事態は多々あり、
また、終盤になって増えてきた叩き系統に対し安定した立ち回りが見つかりませんでした
そこで、ヒートロトムの枠を両者をある程度誤魔化せるファイアローに変更し、マリルリの型を変更してこの形になりました。
基本的にはゲンガーランドガルーラバレルと選出し、
ランドが蜻蛉でバレルに繋ぎつつゲンガーで場を荒らし
死に出しからガルーラバレルを作ってグロウパンチを積むという動きを狙います
無論スタンである以上これ以外の選出もありますし、ガルーラを諦めてゲンガーランドマリルリアローで殴り合うこともありました。
以下個別考察
陽気
181-146-101-*-101-156
→181-176-121-*-121-167
4-244-4-0-4-252
基本的に死に出しからバレル等の補佐を受けつつグロウパンチを積んでいきます
技構成はグロウパンチに加え、自身の耐久を削らない恩返し、
グロウパンチ後に上を取るための不意打ち、エースとして大事に扱いたいための守るとなっています
猫だましはこのポケモン自身がエースであり、猫をする間に被弾してしまうとグロウパンチを積む暇がなくなるために切り、
冷凍パンチはランドロスもある程度+1恩返しで押せるために切りました
環境に最速ガルーラが多いため最速は切れず、またバレル等のサポートを受けることを想定しているため馬鹿力耐え等は行っておりません
- ゲンガー
臆病
135-*-80-182-96-178
0-0-0-252-4-252
先発に出して相手をかき乱しつつガルーラに繋ぐ役割を持っています
トリルや追い風等の相手の動きを阻害しつつ面倒なバレルを黙らせる挑発、ガルーラに入れて起点にするための鬼火
広い等倍範囲を取るためのタイプ一致技2つとなっています
パーティー全体で重いギルガルド、ゲンガーを考えるとシャドボは切れず、
ニンフィア等フェアリーに打点を持ちつつサザンドラなどにもダメージを入れられるヘドロ爆弾も切れませんでした
守るを切ったために動きが窮屈になることはありましたが、他のどの技も切れないため使い捨てと割り切りました
意地
191-189-111-*-101-141
212-52-4-0-4-236
負けん気勝気がいない場合は初手に出して、蜻蛉でバレルに繋ぎつつ最後に全抜きを狙います
個人的にランドロスは耐久を振らなければ鉢巻アローの威嚇込ブレイブバード2発で沈むため、アローに強いポケモンにするためにはここまで耐久を振る必要があるかなと
マリルリを出さない場合スカーフサザンが重くなるため、悪波動をいい感じに耐えられることも大きかったです
陽気
153-133-92-*-89-195
0-252-4-0-0-252
最後に入ってきたポケモン
守るを盛大に切っており、お世辞にも追い風、トリル等に厚いとは言えないため
ヒートロトムの代わりに入ってきました
これらのポケモンでは対処できないリザバナをある程度見れることも大きかったかなと
基本的にはガルーラバレルが出せそうにないパーティーに出し、単体でサブエースとしての役割を担っています
めざ氷ヒートロトムからファイアローに変えたことによって少しランドロスが怪しくなるかなと思いましたが、
世のランドロスは耐久そこまで厚くない上、どちらにしろ雪崩によって崩されることも多いので割り切りました
勇敢
204-112-104-*-100-49
228-252-28-0-0-0
大正義では鉢巻個体を使用し、その後チョッキに変更
最終的にオボンを採用しました。
大正義で使用した構築では負けん気ボルトロスがランドロスに弱く、
少しダメージを入れるだけで威嚇なしのアクジェで縛ることのできる鉢巻の必要性がありましたが、
ゲンガーにすることによってランドロスを半分近く削ることができ、強化アイテムを持たずともアクジェで先制で落とすことのできるようになりました。
また、トリックルームパーティー相手に打ち分けをしたい場面が多々あったのも理由の一つです
耐久を上げつつ打ち分けを可能にできるアイテムではオボン、残飯、チョッキがあり、
まず最初にニンフィアや役割対象に対してある程度強く出れ、電気の前でも動くことのできるチョッキを使用しました
しかし、実際に使ってみるとロトムには鬼火を打たれ、ニンフィアのハイボは耐えるものの隣の攻撃と合わせて落ちてしまうこともあり
電気は腹太鼓でHPさえ削らなければ素である程度どうにかなることも多く
最終的に耐久を上げつつ守る持てて打ち分けの可能なオボンに落ち着きました
メガガルーラ軸のパーティーはガルーラというポケモンが耐性を持たないため、パーティー内で多くのタイプが一貫してしまいます
それらの技をある程度受けきれる水・フェアリーという耐性を生かしつつ、殴り合っていけるため選出自体は少なかったですが非常に強力なポケモンでした
ランドロスや環境に増えてきたテラキオンに対し、雪崩怯みの可能性を残さずアクアジェットで打点を持てるため精神的に非常に楽でした
腹太鼓によるマリルリバレルの勝ち筋も考えましたが、防塵ゴーグル持ちが環境に増えてきたこと、
また下からギルガルドに打点を持ったりトリル下でドランを一撃で倒せる滝登りの方が優先されました
呑気
221-*-134-105-101-31
252-0-252-0-4-0
粉と胞子でガルーラがグロウパンチを積む隙を作ります
ランドロスの逃げ道としては非常に優秀で、ガルーラランドに対してある程度強いポケモンはモロバレルに打点がないことが多く
打点のない相手に胞子を連打していくことで起点を作りつつ盤面を有利に整えられました
防塵ゴーグルというピンポメタアイテムも流行っているにしろ
キノコの胞子に後出ししてくれればゴーグル所持が分かりますし
立ち回りである程度カバーできる範囲かなと思われます
イカサマは大正義オフを優勝したマリルリエンテイの太鼓暗示を見て採用しました
HP満タンであればエンテイの聖なる炎は耐えられるため、あまり解決になっているとはいえないにしろレートにいるコピーパーティーには勝てるかなと
実際には一度も当たりませんでした
XY最後にXY最強のメガポケモンと言われるガルーラを中心にした構築が組めて満足しています
ORASでどうなるか楽しみですね。